フィッシュコラーゲンの特徴と見分け方

フィッシュコラーゲンアイキャッチ302 原料別コラーゲンの特徴

魚のコラーゲンの特徴:フィッシュコラーゲンが人気のワケ

魚由来のコラーゲンは、魚類の皮や骨、うろこなどから抽出されます。フィッシュコラーゲン、マリンコラーゲン、魚コラーゲンなどの呼び名があります。
魚由来のコラーゲンの特徴として、動物由来のコラーゲンに比べて、分子構造が単純なため、分解されやすいことが挙げられます。また、溶解温度も30℃以下と動物性(37~40C)に比べて低く、非常に溶けやすく吸収されやすいことが分かっています。
例えば、酵素のペプシンで高分子の動物性コラーゲンを分解するのに1時間以上かかりますが、フィッシュコラーゲンの場合、10分もあれば分解して低分子化するという結果も出ています。

さらに、近年の研究では、それぞれのコラーゲンの分子量を同じにして、体内の消化液によってどの程度コラーゲンが分解できるかを比較した実験があります。2003年例に焼津水産化学工業により発表された学術データ(Food Style212003.2 85-88)によれば、グラフのように、魚由来のフィッシュコラーゲンは豚由来のコラーゲンの約7倍分解されやすくなっています。

体内の消化液によるコラーゲンの分解量の違い

また、フィッシュコラーゲンは脂肪分がないので不純物が少なく、アレルギー反応も起こりにくいので、非常に安全性の高いコラーゲンと言われています。

フィッシュコラーゲンでも「皮」産と「ウロコ」産で全く違う

また、同じフィッシュコラーゲンでも、原料は「魚の皮」と「ウロコ」の2種類があり、その原料とする部位によってもコラーゲンの特徴は大きく異なります。

現在、市販されている魚由来の大半はウロコが原料で、主にティラピアという淡水魚を中国で養殖したものが使われています。これは原価が魚の皮の3分の1以下と安いのが特徴ですが、養殖では魚が病気になるのを防ぐため、えさに抗生物質を混ぜることがあり、その抗生物質がウロコに移行している可能性もあります。
実際に中国産の魚からは、発がん性があり、食品衛生法で禁止されているマラカイトグリーンが検出された事例があります。マラカイトグリーンとは、魚の抗菌剤・治療薬として使われている薬品ですが、発がん性があることから、2005年に食用の魚への使用は禁止、検出食品は流通・販売できないことになっています。ところが、その後も中国から輸入された食用の魚からマラカイトグリーンが検出された事例が複数ありました。そういった意味で、(とくに中国など海外の)養殖魚を使用したフィッシュコラーゲンの安全性には特に注意した方が良いでしょう。

さらに、魚のウロコからコラーゲンを抽出する際、塩酸を使って鱗を溶かしていることに大きな問題があります。
問題のひとつは残留塩酸で安全性のリスクが高まること。塩酸は胃炎を進行させるので健康にいいとはいえません。ふたつ目は、塩酸はウロコだけでなくタンパク質であるコラーゲンを溶かしてしまうので、コラーゲンの活性度が落ちてしまう可能性があること。活性度の落ちたコラーゲンは、からだへの効果も落ちてしまいます。

これに対して、魚の皮が原料となる場合は、海で育った天然の白身魚やサケが使われています。コラーゲンを抽出する際も、多くの場合、加熱と酵素によって抽出しているので、安全面でのリスクも非常に低いのが特徴です。
そのため、同じフィッシュコラーゲンでも、魚の皮を原料としたものの方が、高価でも「安全」で「効果が高い」、高品質なものといえるでしょう。

魚の種類でも違う

魚の原料を見分けるには、原材料名の欄に、フィッシュコラーゲンペプチド「魚皮由来」と記載されているものが魚の皮を使ったフィッシュコラーゲンになります。さらに、魚の種類も、タラ、ヒラメ、カレイなどの白身魚と、サケ、マグロなどの赤身魚と大きく2種類ありますが、白身魚の方が、より吸収力が高いので、おすすめです。

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