コラーゲン摂取の新事実!最新の研究レポート

コラーゲン摂取の新事実アイキャッチ103 コラーゲンは本当に効果があるの?

コラーゲン摂取の研究が進んだのは最近

コラーゲンの経口摂取、つまり食品としてコラーゲンを取り入れると、人の体にどんな影響が見られるのか、というコラーゲン摂取の研究は2009年ごろから盛んになり、今も続いています。それまでコラーゲンの摂取は、栄養学的に見てあまり意味がないとされてきました。ところが、コラーゲンは他のタンパク質とは異なる働きをすることが分かったのをきっかけに、改めて研究されるようになったのです。

コラーゲン摂取するとこんな効果が…!最新の研究

【コラーゲン摂取の効果まとめ】

  • 摂取効果1 お肌の「ハリ」と「うるおい」アップ
  • 摂取効果2 骨密度がアップ
  • 摂取効果3 関節の痛みが和らぐ
  • 摂取効果4 爪や髪にも効く
  • 摂取効果(1) コラーゲン5g~/日でお肌の「ハリ」と「うるおい」アップ

肌の組織の大部分を占めるのは、表皮の内側にある「真皮」。この真皮は、線維状のコラーゲンが7割を占め、その間をヒアルロン酸などのゼリー状のものが満たし、肌の弾力やうるおいを作り出しています。
これらの線維の生成や分泌をする細胞を「線維芽細胞」といいます。コラーゲンはこの線維芽細胞に働きかけることで、ハリやうるおいをアップさせると考えられています。

ある実験では、30歳~45歳の肌荒れを自覚している108名を対象に、4つのグループに分け、二重盲検法によりコラーゲンをそれぞれ0g/2.5g/5g/10gで摂取してもらいました。すると、特に30歳以上の方においては、コラーゲン1日5g以上を4週間以上取り続けると「肌の弾力(肌弾性)」と「肌の水分量(角質水分量)」が有意に増加しました。

肌のハリグラフ
肌の水分量グラフ
肌のハリと水分量

※参考文献:日本食品科学工学会誌 第56巻 第3号 2009年3月 P137~145 大原浩樹(明治製菓(株))他

また、動物を使った実験では、

  • コラーゲンを摂取したマウスに紫外線を照射した結果、肌の水分量や真皮コラーゲンの減少が有意に抑制された
  • ブタにコラーゲンを摂取させたところ、他の対照群と比べて、コラーゲンを生成する線維芽細胞の数と、コラーゲン繊維の直径・密度が有意に増加した

といった研究成果も出ています。

※参考文献:「天然素材コラーゲンの機能性」 小山洋一 皮革科学 56:71-79 (2010)

コラーゲン摂取には「シミ予防」「お肌のキメ細かさ」にも期待できるということが見込まれそうですね。

  • 摂取効果(2) 弱った骨に効く!骨重量アップで骨を丈夫に

骨の丈夫さを保つための重要な「骨の重さ(骨重量)」。骨の中にあるカルシウム・マグネシウムなどのミネラルの成分量を表すものであり、骨密度が低下すると、骨がもろくなり、骨折しやすくなります。
コラーゲンは、骨重量が低下している状態のときに摂取すると、骨重量を増やす効果があることが分かっています。
1つは、高リン食(骨密度を低下させる餌)だけを摂取させたマウスと、高リン食とコラーゲンを同時に摂取させたマウスでは、コラーゲンを摂取させた方が骨密度の低下が抑えられ、より骨密度が高かったことが分かりました。

大腿骨密度比較グラフ
大腿骨密度

※参考文献:日本アミノ酸学会 2009年学術集会講演要旨集 P67 杉田富人(新田ゼラチン㈱)他

また、低カルシウム食で骨密度が低下した状態のラットに、一定量のコラーゲンを摂取させることで、大腿骨と腰椎の骨重量が有意に増加したことが研究で公開されています。

※参考文献:「天然素材コラーゲンの機能性」 小山洋一 皮革科学 56:71-79 (2010)

つまり、コラーゲンの摂取は骨密度が低下している、つまり骨が弱った状態のとき、骨密度の維持・向上に効果がある、ということが言えます。

  • 摂取効果(3) 関節の痛みを和らげる

関節は、骨と骨の間にある軟骨がクッションとなることで、スムーズに動くようにできています。関節痛は、この軟骨のクッション機能が低下することで生じます。加齢とともに軟骨がもろくなり、欠けたりすり減ったりすることで、周囲が炎症を起こし、痛みを感じてしまうのです。コラーゲンを摂取すると、その痛みを軽減するのに役立つことが分かっています。

ある実験では、39歳以上65歳以下の膝変形関節症の患者さん32人を2つのグループに分け、一方にはコラーゲンを、もう一方には比較用のデキストリンを91日間摂取してもらったところ、コラーゲンを摂取したグループは膝関節の痛みが軽減された、動作時の不調が改善された、といった結果が出ています。

また、激しい運動によって発生した関節痛にも効果が出ています。
ペンシルバニア州立大学のアスリートを対象として、1日10gのコラーゲンペプチドを含む飲料を24週間摂取した場合、別の対象群と比べて、関節痛が有意に低下することが明らかにされました。

WOMACスコアの変化グラフ
WOMAC疼痛スコア
VASスコアの変化グラフ
VASスコア

※参考文献:FOOD Style21 Vol.15 No.2 2011年2月号 P52~57 杉田富人(新田ゼラチン(株))ほか」

  • 摂取効果(4) 爪や髪にも効く

他にも爪や髪にも効果があるという報告がなされています。

  • コラーゲンの元となっているゼラチンを1日7g摂取することで、脆くなっている爪が改善された(42例中35例)
  • コラーゲンの元となるゼラチンを1日14g摂取すると、70%が毛髪が太くなった

※参考文献:「天然素材コラーゲンの機能性」 小山洋一 皮革科学 56:71-79 (2010)

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